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よく考えれば絶好の告白シチュエーションだと気づき、サンジはとりあえず逃げられないように退路を塞いだ。
ここなら逃げられないし、仲間に邪魔されることもない。

「う~、何もないし戻るか」
「いや、ちょっと待て」
「ん?なんかあんのか?」

ルフィは辺りを見回すがあるのは塀と壁ばかりだ。

「やっぱ何もないぞ?猫でもいたのか?」
「いや、いねェ」
「ん?」

サンジが告白しようとしているなど気づきもせず、ルフィは首をかしげている。

「でも、そろそろ帰らなきゃ晩メシの準備とかあるんじゃねェのか?」

見上げると空は茜色に染まっていた。

ルフィの言うことももっともなのだが今、このチャンスを逃したら次の機会はなかなか訪れない気がした。

「用事が終わったら帰る」
「用事?」

サンジは、どう言おうか悩む。





なんて伝えようか?



「………」

「ルフィ、好きだ」