どうしようか迷った末、サンジは今ここで告白することにした。
「ルフィ」
サンジの真剣な声音にルフィは驚き、一歩後退りした。
「な、なに?」
「おれはお前のことが…っ」
「ストップ!」
サンジはセリフの途中で、慌てたルフィに両手で口を塞がれた。
「お、おれ! 町に行くから! じゃあな〜!」
驚くサンジを残してルフィは脱兎のごとく船から降りていった。
サンジは走り去るルフィの後ろ姿を茫然と見つめる。
あの様子では捕まえるのも無理だろう。
「……はァ、逃げられたか」
サンジはガックリとうなだれるのだった。
*END*
ナミのアドバイス
なんでサンジ君にアドバイスしなきゃいけないのよ…
仕方ないわね。
大体逃げるなんて予想通りじゃない。
状況を見なきゃダメよ。
逃げ場がないようなトコで告白したら?
捕まえて、追い詰めて、逃げられないようにすることね。
泣いても叫んでも誰も来ないような場所とか。
ふふ、冗談よ。
そういえば、チョッパーが左の道に行くのを見たわ。
こんなもんで参考になったかしらね?